講師:金澤 成保 氏
古代日本では、「八」が王権に関わる数として使われ、八角形が玉座
(高御座)や皇族の陵墓(天武・持統天皇陵等)、王権に関わる寺院建築(法隆寺夢殿等)のデザインとして用いられた。
天下人と八角建築
天下人たちは、実質的に「日本国王」となり、自己を神格化しようと
した。八角建築はその象徴。
・織田信長 安土城天主閣(6層目が平面八角形)
・豊臣秀吉 「八棟造」の霊廟豊国神社
・徳川家康 日光東照宮「宝塔」(9段の八角形)
なぜ八角形が王権を表したかについては、「中国古代思想(道教・陰陽道)の反映とみることができるのではないか」とのこと。
(写真)パワーポイントのスライド(標題:「八」は古代の聖数)から、
「八紘一宇」(神武天皇の詔勅)、「八百万の神」などの言葉にあるように、
古代から「八」は聖なる数字とされていたことを学ぶ。
【足の骨格からみるウオーキングシューズ】 講師:シューフィッター 大木 金次 氏
☆足は26個の骨で形成されている
前足部(趾骨)・・・ゆびが良く動き開くことで力
が入る
中足部(中足骨)・・・締めると力が入りやすい
後足部(楔状骨から踵骨)・・土踏まずを形成
☆ウオーキングシューズとフィッテング
・つま先に余裕(15~20ミリ)
・中足骨部を締める靴ひもがついている
・ソール(底)がやわらかすぎない
・中敷きが取り換えられる
・靴のつま先上りがある
◎玄関ではイスに座って靴を履きましょう!
講師:NPO法人大阪ウオークトーク 山内 啓子 氏
聖徳太子は諡号(おくりな)で生前は、厩戸豊聡耳皇子(うまやとのとよとみみのみこ)、上宮之厩戸豊聡耳命
(かみつみやのうまやとのとよとみみのみこ)
574年 橘豊日皇子(たちばなのとよひのみこ 31代用明天皇)と穴穂部間人皇女(あなほべのはしひとのゆめひこ)の第
二子に生まれる。厩戸皇子(うまやとのみこ)の父母はいずれも欽明天皇(29代)を父に持つ異母兄弟
厩(馬小屋)の前で生まれた
593年 推古天皇(33代 皇室史上初の女性天皇)が皇位に、厩戸皇子は皇太子・摂政となる。攝津国難波に四天王寺
を建立
603年 冠位十二階を定める
604年 十七条憲法を制定
607年 小野妹子を遣隋使(第2回目)として送る
613年 難波から飛鳥まで日本最古の官道「難波大道」を築く
615年 「三経義疏」(お経の参考書)を著す
622年 厩戸皇子が痘瘡(天然痘)で薨御(享年49歳)
※ 聖徳太子御廟は大阪府南河内郡太子町の叡福寺北古墳にあり、その母・妃と共に横穴式御廟内に埋葬
四天王寺は聖徳太子が四天王(持国天・増長天・広目天・多聞天)を本尊として593年に建立。施薬院・療病院・
悲田院・敬田院の四箇院を設置。 日本最初の官寺で「四天王護国之大寺」「難波寺」ともいう。和宗総本
山で山号は荒陵山
総面積は3万3千坪(約11万㎡) 四天王寺伽藍は、創建当時(飛鳥時代)の「中門・塔・金堂・講堂」が南北
一直線に並んでおり日本最古の伽藍配置の一つである。
○ 五重塔の再建等
836年に第2代目五重塔再建 960年に第3代目再建 1600年に第4代目を移築により再建
1623年に第5代目再建 1813年に第6代目再建 1940年に第7代目再建
1959年に第8代目再建(鉄筋コンクリート造)
※ 四天王寺伽藍の建設等は世界最古の企業で1400年の歴史を持つ「金剛組」が全て施工
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